日本政策金融公庫 飲食店向け創業計画書の書き方 創業動機編
最終更新日:2022/06/27
日本政策金融公庫 飲食店向け創業計画書の書き方 ~創業動機編~
日本政策金融公庫の創業計画書のトップバッター項目
「創業動機」について
どのように書くのがよいか?について目安を書いていきたいと思います。
創業動機 セールスポイント等 こんなのは茶番で融資の審査上ポイントにならないでしょ?と思いますよね。
そんなことはありません
極論言えば予測数値以上に大事になると言っても過言ではないです。
創業動機等は予測ではなく、現実的なお話しだから、重要なのです。
では創業動機の解説をします。
~ポイント~
①「なぜ今のタイミングで飲食店を開業するのか?」
(日本政策金融公庫の担当者から聞いた情報として)
つまり、
来年では開業ダメなのか? なぜ今なのか?と言う事です!
この なぜ今のタイミングで開業か?と言う質問は 創業融資の面談の質問事項にもなりますのでしっかり考えて回答しましょう!
また、公庫の質問の裏としては、おそらく・・・
この質問にしっかりした回答ができないと言う事は
「行き当たりばったりで計画性がないのでは?」と言う風に公庫の担当者から評価されるでしょう。
②過去の経験業態と、なるべく同じ業態の方が好まれる
これについては飲食店を開業される方、ご自身がお決めになる事ですが、
やはり「イタリアンで修業をつんでいて、今までの経験を活かしてイタリアンを開業」
と言う流れの方が成功しやすいと捉えられるので、審査上よいし
実際問題としても、事業成功確率が高いのは 過去経験業態で開業した場合です。
飲食店を開業しようとする方は、イノベーションを起こそう、自分にしかできない飲食店を作ろう、
と発想が豊かな方が多いですが・・・
しかしながら、その気持ちは少し押さえて冷静になって予算・業態を組んでください。
本当にやりたい事は2店舗目以降で、しっかり予算が余裕あるときにやった方がよいと思います。
冷静になって客観視することが大事ですね!!!
このような事を踏まえるとやはり
なぜ今のタイミングなのかについては 創業計画書に沿って不動産物件を探していて、
ちょうどコンセプト・予算にピッタリの物件が見つかった
と言うのがタイミングの問題だけ考えると大きいのではないか、と思います
創業動機を一通りポイントを押さえて書いた後に・・・
なぜこの地を今回の営業場所として選んだのかについても記載した方がよいと思います!
例えば
駅が近いから
人脈が多いから
繁華街と言う特性上、一定数の来客が見込みやすいから
などなど 融資担当者が疑問に持ちやすい事について予め回答しておいた方がよいです!
相手から質問されると言う事はプレゼン資料が不足していると言う事になりますから。
特にアドリブが聞かない方については、本当はいいたいことがあるのに整理されていないがために
アピールできないと言う事態になりかねません
融資は就職面接と同じと思ってよいと思います。
以上 日本政策金融公庫 創業計画書 「創業動機」についてでした。