飲食店創業計画書書き方のポイント ~取引先 取引条件 従業員 お借入状況~
最終更新日:2015/07/02
飲食店創業計画書書き方のポイント
~取引先 取引条件 従業員 お借入状況~
日本政策金融公庫へ飲食店の開業融資の申し込みをしようとする方が、絶対に記載しなければならない創業計画書の記載方法についてのポイントの4項目目について解説させて頂きます!
取引先・取引先関係等
※前回に引き続き、日本政策金融公庫発行の冊子「新たに飲食業を始めるみなさまへ 創業の手引き+」のチェックポイント、及び私が実際に飲食店開業融資の実務を行う中で気づいた事、日本政策金融公庫の担当者との面談の中で気づいた事を中心に記載していきたいと思います。
(このテーマについては、今までのテーマと比べると説明すべき内容が少ないですが、記載の仕方、少しのポイントについて解説していきたいと思います。)
最初に、「新たに飲食業を始めるみなさまへ 創業の手引き+」に載っているチェックポイントについて解説していきます。
- 顧客ターゲット層を明確にしていますか?
- 出店予定地近くの住民の特性やライフスタイルを把握していますか?
- 出店予定地は新規客(顧客ターゲット層)を獲得しやすい場所にありますか?
- 予定仕入先は信頼 できる業者ですか?
- 必要な従業員の確保できますか?
上記のように、お店に来てもらいたい顧客ターゲット層を具体的にイメージし、立地、内外装設備、什器、備品、商品、サービスなどを考えておく必要があります。
(例 サラリーマンをターゲットにするなら、オフィスビル街と駅を結ぶ経路にある繁華街で、多人数にも対応できる席の配置や、タイムサービスや飲み放題メニューを設けるなど。)
【販売先】
最初に販売先の項目ですが、ターゲット層を記載して頂ければ大丈夫です!
【仕入先】
その次に仕入先になりますが、できたら別紙明細にして主要な仕入先はすべて記載するとよいでしょう。
ある雑誌で、仕入先については、前の職場で仕入先だっだり、知人の仕入れ先などは印象がよいと日本政策金融公庫の方が言っていました。 今後助けてくれる人脈にという見方もできる事がプラス要素だそうです!
【従業員】
常勤役員の数 ・・・・・・ 個人開業の場合には0人
従業員の数(いわゆる正社員) ・・・・・・
家族と書いてありますが、多いのは奥様です。開業してからの税務の注意点になりますが、奥様に給料を出し経費にする場合には「青色事業専従者給与」と言う形で支給する必要があります。
この時一定期日までに事前に「青色事業専従者給与の届出書」を税務署に提出する必要があります。 青色と書いてある通り、事前に「青色申告承認申請書」も提出していなければなりません。 また「青色事業専従者」にするためには奥様が他で仕事などをしていてはいけません、あくまでご主人の飲食店に「専従」と言う事がポイントとなります。
そして、アルバイトについては、雇う予定の人数で構いませんので記載しておきましょう。
【お借入の状況】
ここのポイントは、一言。「ウソをつかない」につきます!
ウソをついたら借入は絶対に無理と思ってもいいと思います。
消費者金融などでお借入をしている場合、日本政策金融公庫はしらべればすぐに分かります。
借金しているから、絶対にダメという事も言い切れませんので「ウソをつかない」 真実を記載しましょう!