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飲食店開業支援コラム

今、本当に飲食店を開業すべきなのか!?

公開日:2016/02/04
最終更新日:2022/06/27
飲食店開業支援ブログ

業界初!!

「成功する飲食店開業率の向上そして廃業率の低下を目指し、
オーナーとスタッフ及びそのご家族に幸せになっていただく!!」

をミッションに掲げ、飲食店初出店の開業融資支援を行う

飲食店開業資金創業融資支援センター【飲食店開業支援専門家】の大野晃です!!

この度は飲食店開業支援コラムを見ていただきありがとうございます‼感謝します‼

 

今回のテーマは、

「 今、本当に飲食店を開業すべきなのか!? 」

 

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2015年までに200件超の飲食店開業予定の方からのご相談に対応しておりますが、気づいた事があります。

それは、開業の準備が何もできていないのに、
「目の前で起きている『事象』,『情報』が、自分の『運命!!』。だから、今絶対に飲食店を開業すべきだ」
と目をキラキラ輝かせてご相談される方が多いなということです。

もちろん、この時代に「前向きで夢に向かって駆け抜けていこう!!」と言うお考えは素晴らしいことだと思います。

ですが、本当に「今の自分の状況」でこの飲食店のビジネスモデルは成功するできるのか!? と言う事を冷静になって考える事が重要だと思います!

私がご相談にのって、現状分析をして、将来とのギャップについてお話しすると、キラキラしてテンションの上がっていたお客様が、一転して深刻な状況になることが多いです‼

そのため、これから、相談者に多い【飲食店開業予定者が開業しようと思った理由】、そして【深刻な状況になる理由】についてご紹介していきたいと思います。

 

 

【飲食店開業理由例】

1.飲食店経営をしている知人から、「お店を閉店又は移転する。だから内装や厨房の造作を知り合いだから無料又は低額で譲るよ。お前なら成功できるよ」と焚き付けられた!
これはチャンス飲食店開業しなきゃと思った‼

2.不動産屋に、「この不動産物件は中々空かないのでチャンスですよ!!もたもたしていると他の方が契約してしまいますよ!!」などと不動産契約の殺し文句を言われこの物件が理想の物件と思い込んだ‼

3.10年の飲食店勤務もしたし、節目だから、そろそろ飲食店独立し時と思った‼

4.飲食店の勤務経験がないが、飲食店経営したら儲かりそうと安易な気持ちで飲食業界に参入しようと考えている。

などなど理由例を挙げればきりがないです。

もちろん本当に「今が大チャンス」と言うことも あると思いますが、それは「準備ができている」、そして「選んだ不動産物件が内装の見積をとった上でビジネスモデルが成立している」ことが前提の話です!!

 

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【深刻な状況になる理由】

1.融資申請をする土台にのっていない!

→  自己資金の状況や勤務経験、消費者金融からのお借入状況、住民税やライフライン等の支払い状況を聞いたら、そもそも融資を申請する上での土台にのっていなかった。

以前のコラムでも書きましたが、融資申請のための最低限の条件を満たしていないと、専門家が支援しても厳しいケースがほとんどです!!

(参考)飲食店開業支援コラム
「1店舗目飲食店開業融資、そもそも土台にのっていますか?」 「絶対に知っておいた方がよい飲食店開業前の準備知識!!①」 「絶対に知っておいた方がよい飲食店開業前の準備知識!!②」

 

2.ビジネスモデルが合致していない!

→  飲食店開業予定地ベースで設備資金及び運転資金の概算をしたら、借入金の返済原資(税引後利益+減価償却費-生活費)が確保できなかった!!!

(参考)飲食店開業支援コラム
日本政策金融公庫 資金計画書の書き方(必要な資金と資金調達方法)」、「飲食店開業 融資用の内装・見積りは注意が必要です!」(資金使途違反の注意点について書いたお話しです!!)

 

 

【まとめ】

飲食店を開業する前に冷静に考えて下さい!!

「今が飲食店を開業するタイミングなのか?」

飲食店の開業準備ができている上で、美味しい話なのであれば、それは「運命」かもしれません。

しかしながら、準備が出来ていない状態で、飲食店開業を急いでもロクなことがありません。

「準備してから」開業を目指しましょう!!

 

不動産物件から見つけるのでなく、

必ず事業計画書及び投資計画書を作成し、

そこで予算感を掴んだら不動産物件を見つけにいき
(もちろん事業計画書作成と同時進行でもよいですが)

内装の見積りをとりましょう。

※できたら何社か比べましょう。
私も自分の事務所の内装を5社見積もりをとっていますが、提案内容が全然違うし、レスポンスのスピード、高品質で低価格な素材の仕入先を沢山確保されていたり、言い出せばきりがないほどです。
また、内装の見積りは複数社とる事により競争原理が働き必ず下がると言われていますし、日本政策金融公庫も複数社から見積をとる事を推奨しています。

内装の見積りをとることにより、工事が必要な部分等色々出てくると思います。

   ↓

そして、融資が必要であれば融資の申請をしましょう!!

 

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飲食店開業をスケジューリングが凄く大事ですので以前の飲食店開業支援コラムも参考にしてみて下さい! (「飲食店開業スケジュール 飲食店を早める事ができます」)