飲食店開業!!この先繁盛店にする秘訣は「友達営業」にあり?!
最終更新日:2022/06/27
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繁盛する飲食店において「美味しく目で楽しめるメニュー」と「徹底した店内雰囲気作り」が必要だというのは以前お話した通り必須条件でしょう。
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では、繁盛する飲食店へ成長させるために、他店と差をつけるには何が必要になるのでしょうか?
それは店の「接客」にあると言えます。
どんなに料理が美味しくてもスタッフの態度や接客に問題があれば、「次回も」そのお店に行くことはありません。逆に、仮に料理の味か微妙だったとしても、店総出で最上級のおもてなしをされたら、リピーターとしてお店に来てくれる可能性は広がるものです。
「また来たい」と思う人間の心理…と言うものは意外と単純であり、リピーターを増やす為の要素や手ごたえは近くに転がっているはず。
あなたは飲食店を開業する際、どんな接客でお客様を出迎えようと考えていますか?
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カウンター越しのお寿司屋さんで、大将とお客様が仲良くお話をしている光景を良く目にします。あれは会話をする中で、お客様の仕事での立場や勤務先、利用する飲食店などの情報を自然と聞き出し、リピーターになってもらう為の引き出し作りを行っているのです。
特に高級店であればあるほど、帰り際に頂く大将やスタッフの名刺には「個人の電話番号」が書いてあるものです。
また、繁盛する洋食店では、料理長がテーブルまで出向き、本日のメニュー説明とともに食事には関係のない話をしに来ることも多い気がします。仲良くなってきたところで「私も連れて行って下さい」なんて冗談を言いながら競合他店の美味しいお店を教えてくれたりもしますね。
居酒屋で宴会をしていた際、最後に記念写真を撮っているとスタッフたちもみんな写真に写ってきて、大所帯のとても楽しそうな1枚が出来上がったこともありました。もちろんその写真は、即座にSNSで拡散しました。
上記のお話は、ホステスのようにお客様の連絡先を積極的に聞いて営業を掛けろと言うわけではありません。むしろ食事を提供する飲食店では逆効果でしょう。また、礼儀や接客マナーと言う点で度の超えたフレンドリーな接客も逆効果ではあります。
しかしながら、食事中の限られた時間の中で、どれだけお客様との「距離」を縮められ「お店の印象付け」をするかと言う点では、このような「お客様に近づく」接客も効果的と言えるでしょう。
上記のお話に出てくるようなお寿司屋さんも洋食店も、スタートダッシュは右も左もわからない真っ白な状態から出発しています。
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https://tax-startup.jp/restaurant/food/6248/
経営者と言うものは孤独で心細いもの。こちらの記事では、そんな飲食店開業を志すあなたへ、一歩踏み出す為の心強い情報が満載です。是非ご覧ください。
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以前初めて伺った飲食店では、予約をした際の予約名で、席にお手紙が置いてあったことがありました。また何を言わずともお店からボトルのプレゼントがあったり、おすすめの新作だと言ってサービスでお料理を出して頂き非常に満足度のある食事をすることが出来ました。
それから接待やお祝い事では必ずそのお店を使うようにしています。
大規模なチェーン店では、非常に細かいマニュアルが作成されており、それに従い従業員が接客にあたっていることでしょう。確かに効率的で無駄のない業務内容となるはずです。
しかし、マニュアルによる作り笑顔や淡々とした「さばき接客」よりも、上記のお話のように、来店されたお客様ひとりひとりと向き合い、お客様への気遣いとどうしたら喜んでもらえるかと言う少しの工夫で、あなたのお店への印象は180度変わりますし、リピーターは増やせるのです。
そういった意味では、お店やお店のスタッフの「ファン」を増やすということなのでしょう。飲食店は「技術職」であり「接客業」でもあります。「人」的なインパクトで他店と差をつけることは非常に大切な対策と言えますね。
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こちらでお店のファンを作ることに関連した記事「おもてなし」の要素を外見的な美しさから見た場合について書いています。是非読んでみてください。
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近年の飲食業界の現状として、働くスタッフが集まらないという事、そして「人件費は極力抑えるもの」という省力化が広がった為か、またこのお店に行きたいと思うような「気持ちの良い接客」が少なくなったように感じます。
ボタンでスタッフを呼ぶ店や、タブレット注文で自動的に料理が運ばれてくるお店を否定するつもりはありませんし、これらは実に近代的な飲食業界の形と言えます。
しかしながら、この人件費省力化は、本当に経費削減においての黒字化対策となっているのでしょうか。
どんどん便利になり、人対人のふれあいや繋がりが少しずつ減ってきているこの世の中だからこそ、日々の接客方法やお客様が気持ち良いと思えるようなまごころあふれる「おもてなし」で、お客様との素敵な出会いを大切にしていけると良いですね。