~公庫で「融資が獲得」できる創業計画書書き方講座④~【(6)お借入の状況】【(7)必要な資金と調達方法】【(8)事業の見通し】編
最終更新日:2022/06/27
参照元:http://forest17.com/syoku7/syok7_0560.html
「国民政策金融公庫」の「創業支援融資」は、ラーメン屋開業に向けて準備を始めている方であれば誰もが知っている資金調達方法です。この記事を読んでいる方の中には、現在創業計画書の記入に取り組んでいる人もいるのではないでしょうか。
こちらのブログでは、過去数回に渡り「融資獲得」することができ創業計画書の書き方について説明しています。
前回は「融資獲得講座」第3弾【~公庫で「融資が獲得」できる創業計画書書き方講座③~「2.取扱商品とサービス」「3.取引先・取引条等」「従業員等」編】についてお話して参りましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
https://tax-startup.jp/restaurant/blog/6355/
※まだ見ていない方は先にこちらをご覧くださいませ!
第4弾となる今回は公庫で「融資が獲得」できる創業計画書書き方講座完結編!こちらの創業計画書右半分の【(6)お借入の状況】【(7)必要な資金と調達方法】【(8)事業の見通し】について詳しく説明していきたいと思います!
今回で創業計画書は完成です。融資獲得へ向けラストスパートしっかり内容を考えて行きましょう。
Contents
QUESTION1.「(6)お借入の状況」について
参照元:http://o-dan.net/ja/
【お借入の状況】については項目や指示に従ってあなたの個人的な借入状況や、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードのリボ払いなど記載していきます。
こちらのお借入れ状況は融資審査において非常に重要なポイントとなっており、面接で深く聞かれる可能性があります。また、公庫は事前に個人信用情報機関(CIC)で借入状況を確認していますので、事実をしっかり記載することが必要です。
CICは手続きをすれば誰でも手に入れることが出来ますので、説明できるよう事前に資料としてダウンロードし、必要に応じて説明できる資料を用意しておくと良いでしょう。
https://tax-startup.jp/restaurant/food/ラーメン屋開業/5536/
上記の記事で、借り入れについての重要な説明をしていますのでご覧ください。
QUESTION2.「(7)必要な資金と調達方法」について
創業計画書の見本を見てみると、左側に「必要な資金」、右側に「調達の方法」と書いてありますよね。
左側「必要な資金」は具体的に借りたお金の使い道について、右側「調達の方法」は自己資金を貯めることが出来たのかを記載するのですが
・何にどのぐらいの費用がかかるのかの把握
・自己資金を地道に貯めてきた実績
と言う2つのポイントを、具体的な数字で示すことでアピールすることが重要です。特に自己資金については、融資審査をする際非常に重要視されるポイントとなります。開業するためにコツコツと貯金をしてきた記録は、ラーメン屋開業への本気度と情熱をアピールできるチャンスとなります。
「必要な資金」書き方
では「必要な資金」の書き方はどうすれば良いのでしょうか。こちらは「設備資金」と「運転資金」に分けて記載していきましょう。
〇設備資金(形が残るもの)…店舗の保証金、内装費、什器類、備品など
購入予定のものを、予定金額と共に記入していきます。その際証拠や根拠つける追加書類として「見積もり書」や「契約書」なども一緒に提出しなければなりません。
〇運転資金(形が残らないもの)…人件費や役員報酬、水道光熱費、通信費、広告費、交通費、消耗品など
3か月前後を目安に算出すると良いとされ、また最大限正確な数字をだすことが大切です。
「調達の方法」書き方
「調達の方法」では、特に「自己資金」がとても重要ポイントとなります。
「自己資金」とは主にあなたがラーメン屋を開業するために、仕事をしてコツコツ貯めてきた貯金のことを指します。毎月一定額を貯めてきた、という地道な努力は、ラーメン屋開業への熱意が感じられ、安心してお金を貸せるという信頼感に結び付きますよ。
ここで注意すべきなのは、その貯金が預金口座に入っていて、しっかり通帳に記録があることが必須となる点です。
この時通帳のコピーを創業計画書と一緒に提出するのですが、担当者は1つ1つ通帳の流れや内訳をチェックし、不明点や不審点があれば徹底的に突っ込まれますので注意してください(急に大金が動いていたり、現金で引き出した後がある場合は要注意です)。
QUESTION3.「(8)事業の見通し」について
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創業計画書最後の関門「事業の見通し」では、2点に気をつける必要があります。
・開業するラーメン屋が利益をあげ、返済能力があることを伝える
・売上が実現可能な数字であることを根拠づけ、信頼性を持たせる
まだ開業していない状態売上の見込みを考えて行くのはなかなか難しいかもしれません。しかし面接で100%聞かれるポイントですので、しっかり「数字」を使い具体的かつ明確な根拠を示していく必要があります。
創業計画書に書く前に、開業時から数年間の売り上げ見込みや損益計算書をエクセル表で作成しておきましょう。こちらも追加書類として担当者に提出すると良いですね。
※根拠のしっかりした売上予測を立てるには、極力自分でやる方が良いのですが、会計や税金の知識が必須になるため、税理士などの専門家に依頼するのも一つの方法です。
こちらの記載方法について分からない部分やアドバイスが必要な時は、すぐに弊社にご相談ください。
創業計画書の開設から相談、公庫以外の起業支援融資まで、あなたの起業をしっかりサポート致します!
参照元:http://o-dan.net/ja/
と言うことで「融資獲得」ができる創業計画書の書き方について、4回にわたり説明してきました。
この記事に沿って計画書を書くことができれば、融資獲得のゴールがうんと近くなるでしょう。それぞれの詳しい書き方については下記の各記事を見てくださいね!
https://tax-startup.jp/restaurant/food/6270/
https://tax-startup.jp/restaurant/food/ラーメン屋開業/6343/
https://tax-startup.jp/restaurant/blog/6355/
融資審査は「創業計画書」と「面談」での判断になるため、計画書の完成度が融資獲得への合否に大きく影響します。実績がなくても「お金を貸しても大丈夫だろう」と思わせることが出来るよう、成功する根拠をしっかりとアピールして、魅力的な創業計画書を作って下さいね!
創業計画書について書くことがなかなか難しい場合は、弊社にお気軽にお問合せください。飲食店開業支援専門スタッフが、全力でバックアップします。
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https://tax-startup.jp/restaurant/food/ラーメン屋開業/5180/
https://tax-startup.jp/restaurant/food/ラーメン屋開業/5173/
こちらの飲食店開業支援専門家 大野晃ブログも是非ご覧くださいね!