飲食店開業支援専門家が教える!東京都内の飲食店事情~中央区編~
最終更新日:2022/06/27
参照元:http://o-dan.net/ja/
日本全国には数多くの飲食店が存在します。そして、飲食店の数だけ経営者も存在しており、飲食店の生き残りは彼らの手腕次第と言えるでしょう。そんな中、東京都内のなかでも飲食店競争が際立って激化しているのが「中央区」です。
中央区の飲食店を制すものは、日本の飲食店を制すと言われるほど何もかもが洗練されていますよね。
今後飲食店開業を志す為には、もちろん飲食店リサーチは日頃の習慣として身につけておかなければならないですし、男性としての礼儀のためにも、飲食店を知っていることはとても大切ですよ。
今回は、そんな中央区の飲食店の特徴を徹底的に解剖していきたいと思います。
出来る男の集まる地「中央区」とは
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中央区は銀座、日本橋、築地など誰もが知っている街が存在し「中央区=日本経済の中心」と言える地域でしょう。洗練された上品な雰囲気を醸しだす、近代的な飲食店もあれば、100年以上続く老舗飲食店もあり、飲食店の数は5,300店を超えるそうです。
日本が誇る有名シェフのお店やプライバシーが徹底された個室完備の料亭、「ここで落とせない人はいない」と言われる神店など接待やデート、危険な大人の密会まで対応できる「ベスト飲食店」が必ず見つかるでしょう。
フレンチ
イタリアン
和食
鉄板焼き
焼肉
鮨
ダイニングバー …etc
予算ひとつ見てみても、超高級店からコスパ最高の大衆店まで振れ幅が非常に大きいのが中央区飲食店の特徴ですし、予算や用途、雰囲気別にお店を細かくリサーチしておくことも大切ですね。
中央区、主要駅の特徴は?
日本経済の中心である「中央区」ですが、駅によっては雰囲気や特徴が一気に変わります。飲食店も日本屈指の数を誇るため、中央区で飲食店を開業するとしたら、開業予定駅の特性や周辺地域のリサーチをしっかりと行う必要があると言えます。
では、中央区にある主要駅それぞれの特徴を見てみましょう。
銀座駅
銀座と言えば、日本飲食業界においての中心と言えるでしょう。
ミシュランに選ばれたハイクオリティなレストランから、接待や会食に欠かすことのできない和食懐石、洗練されたダイニングバーまで、数多くの店舗が軒を連ねています。飲食店を開くことを考えるとそれなりに勝算のあるビジネスを考えなければ生き残るのは難しいでしょう。
銀座で飲食店を経営する際、非常に気になるのが店舗家賃相場ですが、銀座が「日本で一番坪地価が高い」と言われるように、他の地域に比べかなり値段が高いのが特徴です。月に100万以上の家賃を払っている数が、銀座で飲食店を経営する数の全体の29%を占めているそうですよ。
ただし、築年数や階、路地裏など場所によって大きな幅があるようです。
日本橋駅
日本橋はビジネス街として有名でありながら、日本橋高島屋や日本橋三越など昔ながらのデパートが混在しているため、老若男女様々な人が行き交う街として知られます。
場所柄大手金融機関や大手企業の本社があるので、接待や会食向けのお店が多く存在しています。イタリアンやフレンチのような「洋」食の飲食店よりも、寿司屋割烹、天ぷら料理などの「和」食の飲食店が多い印象があります。
その中でも、居酒屋件数は1300件を超えるという統計が発表されており、他の業態の飲食店よりもはるかに多いジャンルと言えます。
今後飲食店で開業する際は
注目されていない穴場ジャンルを開拓していくのか
もっともの需要ある「居酒屋」「和食」飲食店で勝負するのか
悩むところですが、いずれも他店にはないオリジナリティのある飲食店でなければ、成功は難しいでしょう。
また、日本橋税務署も駅近くに存在する為、飲食店の経営者として助かりますね!
日本橋税務署
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/location/tokyo/nihombashi/index.htm
所得税・法人税などの「国税」を扱いますが、経営者にとっては何かと用事の多い場所。日本橋税務署は平成29年9月に新庁舎へ移転したばかりで、きれいさや清潔感は都内一と言えるでしょう。税務署周辺にはホテルやリサーチ用の飲食店も数多くありますよ。
京橋駅
京橋駅は日本全体におけるビジネスの拠点として、多くのビジネス人が行き交う街です。昼間に京橋を歩くと、スーツでパシッと決めたビジネスマンの圧倒的なオーラに、身が引き締まる思いがしますよね。
京橋エリアも、日本橋や銀座同様ビジネスシーンに活躍しそうな「割烹」や「鮨」「ウナギ」などの和食飲食店が多く存在しており、その数1800件を超えるようです。
代々続く老舗も多く存在しているのが京橋の特徴でもありますし、手ごわい競合店がたくさんあると言えるでしょう。
店舗の家賃は、小さい小料理屋規模のところでも、少なくとも月平均300,000円以上を想定しておくのが良いでしょう。
築地市場駅
今や世界中で名度がある「築地市場」は、銀座からも徒歩圏内でいける距離にあり、中央区の飲食業をけん引している街のひとつです。
現在は日本人のみならず
海外からの観光客の数が圧倒的に多く、
その数は今後も上昇していくだろうと言われています。中央区のなかでも、一番飲食店のビジネス展開が描ける街と言えるでしょう。
築地市場は水産物のみならず、肉や加工品など市場で扱う種類も年々増えています。鮮度の良い食材を身近なところから手に入れられるのは築地市場ならではの強みですし、日本全国・世界中から集客することが出来る為、飲食店出店におすすめの地域です。
なお、築地市場は豊洲へ移転が決まっているものの、市場外は築地に残ることが決定しています。今後の新しいジャンルの街に変化することが見込める為、穴場と言えるでしょう。
八丁堀駅
八丁堀と言えば、東京駅からほど近くに位置するオフィス街であるため、銀座や日本橋にある高級店よりも大衆向けの居酒屋やバーなどが多くなってきます。
また、出張の合間や移動中などにサクッと入れるカフェや定食屋なども多数存在しているので、ラーメン屋や喫茶店規模の洋食屋などは需要がありそうです。
また、中央区の中でも店舗家賃が比較的安く、安いところだと20万前後で借りることが可能のようです。
店舗家賃が40万円以下の飲食店は全体の60%を超えるようで比較的安い相場だと言えるでしょう。中央都税事務所も存在しております。
中央都税事務所
http://www.tax.metro.tokyo.jp/jimusho/t_chuuou.html
都税事務所は、事業税などの「都税」を扱う場所であり、税務署同様、経営者にとって深い関わりのある場所です。東京都内には、日本橋税務署や中央都税事務所をはじめ多くの税務行政機関が存在します。
国税の徴収をするのが役目である税務署は、税を追徴すべく様々な主張をすることがあります。中には理不尽なものも多く、企業から余分な税の納付をしてしまうこともあるのです。
そんな中「税務調査」に強い税理士を、飲食店経営の味方としてつけておくことは非常に大切と言えるでしょう。
税務署からあの手この手でクレームを言われた際、きっちり反論をすることができる税理士は、企業の精神的な心強さにもつながります。
弊社は、そんな「税務署に強い」税理士が在籍しており、税務調査には自信があります!税務関係でお困りのことがありましたら、是非一度お問合せくださいね。
今回は、中央区の飲食店の特徴を徹底的に解剖してみました。中央区にある飲食店は、日本全国と比べてみても「上品」かつ「評価」の高い店ばかりです。
中央区での飲食店開業を考えている人は、
・「どの部分」で他店と差をつけるか
・経費削減できる独自ルートの開拓(食材や広告費など含みます)
・勝算の具体的な根拠
をしっかり考えたうえで、開業準備にとりかかってくださいね!
また、中央区をはじめとする東京都内で飲食店を開業したいと考えている方、一度飲食店開業支援専門家と開業に向けて話をしてみませんか?
弊社の飲食店開業支援専門家 大野晃は「飲食店開業相談累計300件超をしてきた」飲食業界開業のプロフェッショナルとして、たくさんの経営者を支えています。
相談や聞きたいことなど、小さなことでも構いません。是非あなたの夢を叶えるお手伝いをさせてください!