飲食店開業支援専門家が教える!東京都内の飲食店事情~港区編~
最終更新日:2022/10/21
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港区と言えば
「六本木」「表参道」など日本有数のショッピングエリアや繁華街
「虎ノ門」や「赤坂」などのオフィス街
「白金高輪」「白金台」などの高級住宅街
など、同じ区内でも様々な雰囲気が混在しています。
港区の飲食店事情も様々で、ミシュラン獲得の超高級レストランから大衆居酒屋、立ち飲み屋からや会員制バーまで幅広い形態の飲食店があり、飲食店同士の競争は年々激化しているといえるでしょう。
とは言え、飲食店がHITすると見返りも大きいのが港区の特徴…
「港区」で「飲食店 開業」を考えている人も多いのではないでしょうか?
今回は港区の飲食店事情を徹底解明していき、開業の際はどんなジャンル・どんな業態が「儲かる」可能性が大きいのかを考えて行きたいと思います。
Contents
様々な顔を持つ街「港区」とは
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港区は本社所在地となっている場合が多く、虎ノ門や新橋、芝などはオフィス街として有名です。また表参道や青山、六本木は「商業エリア」として、世界各国から観光客が訪れます。
- 外国人居住者が人口の約1割を占める
- 港区の昼間の人口は、夜間帯に比べて4.894倍にあがる
などの特徴があります。
そんな港区で飲食店開業をする際に考えていくべきなのは
ピークタイム以外の売上を伸ばす方法でしょう。
オフィス街や商業エリアで考えると、平日12時~13時のランチ時は、ある程度立地が良い飲食店であれば、お客様は来店します。週末の夜も何をすることもなくお店は繁盛すると言ってよいでしょう。
飲食店激戦区と言える港区で生き残るためには、「ピークタイム」以外の時間どう売上を伸ばしていくかがカギとなります。
【例】
- ランチタイムの延長(11時~16時)→ランチタイムは11時半から14時、15時までの所がほとんど。16時まで営業は需要があります!
- 小皿料理を一品サービスやポイント〇倍DAY(週明けや来店の少ない時間帯)→オフィス街は特に狙ってくる人多いです。
- カフェタイムはドリンク飲み放題 →来店が少ない時間帯に、お客さんをできるだけ長い時間囲い込むことで常にお客様がいる状態にする
港区のような飲食店では、お客様の来店が少ない時間帯の集客術が、お店の生き残りを分けることになるでしょう。競合が多い区だからこそ、お店独自の方法をどんどん取り入れていきたいですね。
港区、主要駅の特徴は?
六本木駅
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六本木と言えば言わずと知れた繁華街。バーや居酒屋の数が全体の半数を占めていますが、オフィスや大使館がとても多く、接待に利用できる和食の飲食店も多いのが特徴です。
一般的なビジネスマンや学生もいれば、大手企業の社長や芸能人、スポーツ選手まで訪れる街であるため、飲食店の業態も幅広くあります。
とは言え六本木のディナーの平均単価は3,000~4,000円と控えめな数字となっており、高級店ばかりではなく大衆向け飲食店が多く存在していることがわかりますね!
しかしながら、六本木は賃料100万円以上の物件が
全体の4分の1を占める
という統計があり、しっかりとした戦略の元で決断しなければ、飲食店開業はなかなか難しいと言えるでしょう。
白金高輪・高輪台駅
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「シロガネーゼ」と言う言葉があるほど、セレブな雰囲気で知られる高級住宅街エリアです。
また、プラチナ通りと呼ばれるイチョウ並木が見事な通りでは、おしゃれで上品なカフェやレストランが立ち並び、高級感をより醸し出しています。
富裕層のファミリーが多く、また専業主婦の家庭が多いエリアとなるので
ランチに力を入れた飲食店や、子供も連れていけるイタリアンやカジュアルフレンチのお店、開放的なテラスがある飲食店がとても多くなっています。
しかしながら、その土地柄なかなか新規客を獲得するのは困難なので、新規飲食店開業は難しいエリアと言えます。
虎ノ門駅
出典元:http://toranomonhills.com/
東京都港区の虎ノ門は、再開発が進む地域として今もっとも注目されています。
虎ノ門ヒルズの完成を皮切りに、今までの「オフィス街」と言うイメージから一掃、商業エリアや住宅エリアとしても知られるようになりました。
地価が高騰してきてはいるものの、治安が良く、周辺地域へのアクセスも非常に良いことから、今後も人口は増加していくことが考えられます。
虎ノ門はオフィスが多いエリアのため、昼間は都内外から様々な人が集まります。
そのため、ランチタイムではビジネス街に近い飲食店で、且1,000円以下で手軽に食べられるお店に人気が集まっています。
虎ノ門で需要がありそうなのは
- ビジネスマンが同僚や部下を連れて手軽に行ける飲食店
- 虎ノ門に暮らすセレブ層向けの飲食店(ランチタイム)
- 接待用の完全個室、プライバシーに考慮した飲食店
などでしょう。
「飲食店経営には欠かせない」港区の税務署は?
東京都内は、日本経済の中心として多くの税務行政機関が存在します。
そして、今後飲食店を開業したら、長いお付き合いをしていく場所でもあります。
港区は企業の本社も多いことから、数カ所の税務署が存在しています。
住所 | 最寄駅 | |
芝税務署 | 〒108-8401
東京都港区芝5丁目8−1 |
都営地下鉄三田線
芝公園 |
麻布税務署 | 〒106-8630
東京都港区西麻布3丁目3−5 |
東京メトロ日比谷線
六本木 |
品川税務署 | 〒108-8622
東京都港区高輪3丁目13−22 |
都営浅草線
高輪台 |
港都税事務所 | 〒106-0041
東京都港区麻布台3丁目5−6 |
東京メトロ南北線
六本木一丁目 |
国税の徴収をするのが役目である税務署は、税を追徴すべく様々な主張をすることがあります。中には理不尽なものも多く、企業から余分な税の納付をしてしまうこともあるのです。
そんな中「税務調査」に強い税理士を、飲食店経営の味方としてつけておくことは非常に大切と言えるでしょう。
税務署からあの手この手でクレームを言われた際、きっちり反論をすることができる税理士は、企業の精神的な心強さにもつながります。
弊社は、そんな「税務署に強い」税理士が在籍しており、税務調査には自信があります!税務関係でお困りのことがありましたら、是非一度お問合せくださいね。
ランチだけじゃない、オフィス街ならではの隠れたニーズとは?
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港区の飲食店事情の特徴として
「テイクアウト」への需要が多いことが挙げられます。
出社前に朝食やランチを購入していく人や、会社での残業のための夕食を買う人、お店で食べるよりも安く済むからと昼休憩でお弁当を購入する人など、オフィス街や商業エリアならではの特徴と言えます。
- OL向けや朝食用に手軽なサンドウィッチやおにぎり類
- 安さを売りにしたワンコインで食べれる格安ランチ弁当
- ビジネスマンの残業用腹ごしらえに生姜焼きやハンバーグ弁当
など、時間帯や販売する場所によっても様々なニーズを考えることが出来ますね。港区で飲食店を開業する際のひとつの方法としておすすめです。
https://tax-startup.jp/restaurant/food/6209/
こちらでは、そんなテイクアウトやキッチンカー、フードトラックについて詳しく記載しています。是非ご覧ください。
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今回は港区の飲食店事情を解説してきました。
港区は、今後も大規模開発によるタワーマンションやオフィスタワー、商業施設の建設などが進んでいくので、飲食店に対する消費者のニーズはどんどん変わってくることでしょう。
時代の空気を読みながら、独自のサービスを提供していくことで、儲かる飲食店経営を行ってほしいと思います。
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港区の飲食店に関するよくある質問
港区の主要駅は?
六本木・白金高輪・高輪台駅・虎ノ門駅になります。
港区にある税務署は?
芝税務署・麻布税務署・品川税務署・港都税務署の4つです。
ランチ以外のニーズを教えてください。
港区の飲食店事情の特徴として、「テイクアウト」の需要が高いことが挙げられます。