まずはお気軽に
お問い合わせください

飲食店開業支援コラム

飲食店創業計画書の書き方のポイント ~創業動機編~

公開日:2015/05/21
最終更新日:2015/05/21
飲食店開業支援ブログ

飲食店創業計画書の書き方のポイント ~創業動機編~

飲食店開業融資でよく利用する日本政策金融公庫の融資制度に申し込みをする際、創業計画書(A3サイズくらい)を書かなければなりません。

その最初の項目である「創業動機」の審査POINTについてお話をさせていただきます。

1.なぜ今のタイミングで飲食店を開業しようと思うのか?!

なぜ来年ではダメなのか?なぜ今なの?

思いつき又は良い物件がみつかったからと言う理由だけでなく、飲食店を開業したいと言う熱い想いを絡ませて、絶対に今じゃなきゃダメという理由を書きましょう!

飲食店経営は、「計画」がもちろん大事です。 思いつきや友達にすすめられたからなど主体性がない表現を伝えれば、当然日本政策金融公庫サイドからすれば経営も計画性がないんだろうなと思われます。

2.社会性がある理念も作れるとよい!

日本政策金融公庫は株式会社ではありますが、出資は国。つまり国は社会性がある事業が好きなのです。

(思ってもないのに無理やり社会性がある理念を作るのはやめた方がよいと思いますが、)

本当に飲食業界をよくしたいという理念をもとに飲食店を開業しようと思う方は、

例えば「利益を出して雇用を促進したい」「飲食業界の給与水準が低いため、利益を出して給与水準を上げ飲食店の地位向上に務めたい」社会性がある表現を加えられるとよいと思います。

本当に飲食業界をよくしたい、社会をよくしたいと言う思いがあったとしても、当たり前ですが、日本政策金融公庫へ伝えなきゃ意味がないですので、しっかり計画書に書きましょう‼

af0060001036o

 

3.今までの飲食店勤務経験を活かして同じ業態で飲食店を開業できるのか!?

前職経験が豊富な状態で開業するのか、それとも初めての業態にチャレンジするのか。

審査の観点から考えると、経験をしてきた業態で飲食店の独立開業をすることが成功確率が高いと思います。 例えば 18才の頃からフランス料理店に勤務し、更に本場フランスで修行もしてきて、その経験を生かしてフレンチのレストランを開業、独立したい等です。

もちろん、はじめての業態にチャレンジする場合は、よほどの考えがない限り(融資のためという意味だけでなく)、初めてのチャレンジとしては、リスクが高すぎてあまりおすすめできません。

4.ご家族の理解を得られているか

この項目については、いうまでもありませんが ご家族の協力、理解ありきではじめ上手くいく ことです。

公庫のポイントにも記載してありますので、是非ご家族がいるかたは、家族から理解してもらい、応援してくれてるよと言う旨を、しっかりアピールすべきと思います。

af9940031019

5.創業動議のポイントとして、何で今飲食店を開業したいのか?? 社会性がある事業なのか?

経験があり、自信のある業態で飲食店を開業。更に ご家族の理解を得られているなら その旨をアピール。 等

実際はこの4点だけではないですが、この4点が飲食店開業の創業動議に記載されていれば実際は十分と思います!

 


日本政策金融公庫の関係者でもない私が飲食店の創業計画書の「創業動機」POINTを語ることを疑問に思う方もいらっしゃると思います。
もちろん審査ポイントを全てを語れと言われたら無理ですが、POINTがないと言う事はあり得ません。
人事では営業職でいい人材を採用したいと思ったら、過去採用してよかったなと思う営業マンの適性を参考にし、その営業マンの性格に近い人を採用したいと思うのが一般的です。これは融資にも当てはまると思います。日本政策金融公庫も業種ごとに過去の成功者のデータを基に、成功者と似た思考の人に融資をしたいと言う心理はあるのではないでしょうか。
その事から、創業動機である定性要因についても、日本政策金融公庫も同じような考え方・一定の基準があるはずなのです。 日本政策金融公庫は「新たに飲食業を始めるみなさまへ 創業の手引き+」という冊子を発行しております。これは、飲食店 を開業融資を受けたいと考える方は、この冊子をすみずみまで見てねと言うメッセージだと思います!このコンテンツを見ている方のために、私の飲食店開業融資面談同席から分析したPOINTや日本政策金融公庫の担当者と のやりとりからみえたPOINTもおりまぜたエッセンスで、まずは創業計画書のトップバッターである「創業動機」のPOINTにつ いて解説させていただきました。

 

以上 飲食店開業融資 日本政策金融公庫の 飲食店創業計画書の書き方のポイント ~創業動機編~でした。