1.プレオープンを5月から5日間実施!
しかし意外な展開が…
相樂:私も数多くの飲食の創業支援をしていますが、プレオープンを中止して工事をするというケースはあまり聞かないので珍しいパターンかもしれません。しかし、過去には別の飲食店で空調が壊れてしまい営業そのものができなくなったケースもありました。
来てもらって品質が悪いまま営業を続けてしまうと、リピート率低下になってしまうので、いっそのこと営業を止めてしまうという手もありかもしれません。
2.売れるお酒がない!?
メニュー価格の検討も一苦労
田中:シャンパンなども今も品薄という状況です。そのため、仕入れ業者からの購入ではなく、並行輸入という少し割高で購入をすることもあったのですがそうなると販売価格のものを入手することになるので、当然ながら1本当たりの値段が高くついてしまいます。
しかし、お客様への提供価格は、相場が決まっている為、お店の利益率が下がってしまうという事態になってしまいます。
また、Barにおいてのメニュー作りで大切なのは女性客にいかに指示してもらえるか。最近は、SNSの発達により、いわゆる“インスタ映え”が20・30代の女性客に支持されるかが問われてきます。D3でも、フルーツカクテルを考案したり、元バーテンダーを採用して、その人にしか作れないドリンクを提供するなど付加価値をつける工夫をしている最中です。
3.集客・採用は両輪。
バランスが大事になってくる
4.結局のところ、どうやったら
儲かるのでしょうか
朝倉:そうなると考えつくのが、家賃が安いところとなるのですが、正直人気物件でないところでの飲食店出店はおすすめしません。
理由のひとつとしては、日本政策金融公庫や民間の金融機関からの借入審査が通りにくいことがあります。日本政策金融公庫からの創業融資により飲食店を開業する場合、日本政策金融公庫は飲食店が貸出実績として一番多い業種ですから、日本政策金融公庫は返済不能となった飲食店も膨大にあり、どのような飲食店が閉店となってしまったかの膨大なデータを有しています。その一つに立地があり、どんなに素晴らしい腕のある飲食店も立地が悪いと繁盛しないことを知っています。
融資において大切なことはファーストコンタクトです。最初の時点でいかに融資担当に好印象を持ってもらえるかが審査通過に大きな影響があるので、最初に提出する資料は慎重に準備をする必要があります。
また創業融資は、不動産があらかた決まってからの書類提出になります。そのため、不動産選びというのは、とても重要になってきます。
5.創業融資に関して
相樂:創業融資を受ける際に、もう一つ大切なことは「事業計画」です。これはお店をどのようなコンセプトで出すのか、いつまでにどれぐらいの売り上げが見込めるかなどを記載しなくてはいけなく、ご自身で対応されるのは簡単ではないと思います。
弊社では、飲食店支援を得意としているため、事業計画のお手伝いも対応しています。融資を成功させるポイントとしましては自己資金×キャリアです。創業融資は自己資金とキャリアで決まると言っても過言ではありません。
脱サラしてのスタートの場合、自己資金がどれだけあるかで融資がおりるかも変わってきます。とはいえ、どれくらいあればお店をオープンできるかは分からないですよね。
このあたりも丁寧にお伝えが可能ですので。是非お問い合わせいただければと思います。
まとめ
- 仮オープン期間は重要!本オープンに向けての練習期間!
- 新規参画のお店はお酒の仕入れが難しい場合も!
- 飲食店は物件次第で融資の有無が変わることも!
- 事業計画書などは専門家に任せて、お店内のことに集中を!