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独立開業のメリットとは?おすすめの仕事や資金調達方法を徹底解説

独立開業のメリットとは?おすすめの仕事や資金調達方法を徹底解説

独立開業という道は、多くの人々にとって大きな魅力を持つものです。自らのビジョンに基づいてビジネスを進め、自分の行動のすべてを自分で決めることは、責任をともなう新たな挑戦となるのはいうまでもありません。

実際に踏み出す前には、以下のようなポイントを押さえておきたいところです。

  • 独立開業のメリットとは具体的にどのようなものなのか
  • 独立開業を成功させるには、どのような仕事がおすすめなのか
  • 資金はどのように調達すればよいのか

本記事では、独立開業における魅力やメリットを深掘りし、資金調達の方法やおすすめの仕事についても徹底的に紹介します。キャリア形成に迷っている人、独立開業に興味を持っている人は、ぜひ最後までお読みください。

 

独立開業とは?

独立開業とは、従業員やサラリーマンから脱却し、個人事業や法人企業を立ち上げて自分自身のビジネスや専門職を始める行為を指します。事業の形態はさまざまですが、いずれの場合も会社という後ろ盾を捨てて、すべてを自分の責任のもとで進めていく立場であることに変わりはありません。

独立開業は専門職だけでなく、商業活動やサービス業、製造業など多岐にわたるフィールドで選択される道であり、自分自身でビジネスプランを作成し、資金を調達し、事業を運営するスキルが求められます。

独立開業という選択は多くの自由と独立性をもたらすものです。しかし同時に、経済的なリスクや事業運営に関わる多くの責任もともないます。決断する際には、新たに背負わなければならないものについてもしっかり把握しておくことが大切です。

 

開業と起業の違い

開業と起業はしばしば同一視されがちな用語ですが、実は根本的に異なる概念です。開業とは、特定の資格やスキルを持つ人が能力を活かしてビジネスを始める行為です。医師が自分のクリニックを開く、弁護士が独立して事務所を構える、などが該当します。

既存の市場や業種に参入する形で事業を開始するため、市場の需要や競合についてのリサーチが比較的容易です。確立されたビジネスモデルのもとで活動するケースが多く見られます。

一方で起業とは、新しいビジネスモデルを創出するか、既存の市場で新しいニーズに応える製品やサービスを提供する行為です。技術革新を活用して新しい市場を切り開くスタートアップ企業が典型的な例で、高いリスクをともなう反面、成功した場合には大きなリターンが期待できます。

 

開業と独立の違い

開業と独立は密接に関連した概念ですが、細かな点で異なるものです。開業は主に専門職を始めるプロセスを指します。事業計画の作成、資金調達、事業の登録といった具体的な手続きのことです。

開業は一般的には自分自身のビジネスを始めることを意味しますが、必ずしも「独立」を意味するわけではありません。たとえば親会社の下でフランチャイズを始める場合や、既存の事業体の一部として新しい店舗や部門を開く場合も開業と呼ばれます。これらは独立ではありません。

一方で独立とは、他の事業体や個人から独立して、自らの意思で事業活動を行う状態を指します。独立した場合、経営判断やビジネスモデルの選択、地域の配分など、事業に関連するすべての決定は自分自身で行わなければいけません。

独立は自由度が高く、自分自身のビジョンに忠実に事業を運営できる反面、すべてのリスクを自分で負うことになります。

開業は一般的には事業を始める行為そのものを指し、独立は事業がどれだけ他の組織や個人から切り離されて行われているかという状態を指す言葉です。

 

独立開業する3つのメリット

独立開業するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 青色申告による税制上の優遇を受けられる
  • 小規模企業共済に加入できる
  • 社会的な信用を得られる

順番に見ていきましょう。

 

青色申告による税制上の優遇を受けられる

独立開業することで受けられる大きなメリットの1つが、青色申告による税制上の優遇を受けられることです。

独立開業者や個人事業主が青色申告を申告すると、所得税における青色申告特別控除を受けられるようになります。一定の条件を満たすことで、年間最大65万円の節税効果が得られる制度です。

経費の計上が非常に柔軟なのもメリットの一つでしょう。たとえば事業に関連するあらゆる出費を経費として計上することができ、税負担の軽減が可能となります。

さらに、赤字が出た場合には損失を翌年度に繰り越し、将来の所得に対する税金を減らすことも可能です。

青色申告を選択するためには複式簿記による会計帳簿の整備が必須です。複式簿記は手間である一方、きちんとした会計帳簿を作るようになることで、事業の財務状況を正確に把握できる点では、メリットと考えられるかもしれません。

参考:No.2070 青色申告制度|国税庁

 

小規模企業共済に加入できる

小規模企業共済に加入できるのも、独立開業のメリットの1つです。小規模企業共済制度は、小規模企業や個人事業主を対象にしており、一般的な企業や大企業が加入する社会保険とは異なる多くの優遇措置があります。

掛け金は月額1,000~70,000円までの範囲で選択可能です。全額が所得控除の対象となるため、大きな節税効果が期待できます。

小規模企業共済に加入するメリットは、病気や怪我、高齢期に備えてしっかりとした保証を受けられることです。会員間でのネットワーキングの場も提供しているため、ビジネスチャンスを広げるチャンスにもなることでしょう。

参考:掛金について|小規模企業共済(中小機構)

 

社会的な信用を得られる

独立開業者としてビジネスを始めると、社会的な信用の向上にもつながります。

自分自身のビジネスを立ち上げ、それを維持・拡大していくプロセスは、多くのスキルが求められるものです。きちんと開業届を出して事業を行っている独立開業者は、それだけで一定の評価を得られる傾向にあります。

社会的な信用は、たとえば融資を受けやすくなることなどにつながるでしょう。また信用が高いことで、人々の協力を得やすくもなり、ビジネス上でも多くの新しいチャンスが広がる可能性が高まります。

 

独立開業する2つのデメリット

独立開業には多くの魅力がありますが、デメリットも存在するのが現実です。ここではとくに考慮すべき以下の2つのデメリットについて解説します。

  • 失業給付を受けられなくなる
  • 配偶者の扶養に入っている場合に注意が必要となる

 

失業給付を受けられなくなる

独立開業をすると、一般的な雇用形態とは異なり、失業給付を受ける資格が失われます。給付を受ける要件として、本人に再就職する意思があることが設定されており、独立した場合には再就職の意志がないと判断されるためです。

失業給付は、会社員などの一般的な雇用形態であれば、失業した場合に一定期間、生活費を補填する形で支給されます。失業給付が受けられないことは、事業がうまくいかなかった場合や、何らかの理由で仕事を続けられなくなった場合には、非常に大きなリスクです。

独立開業する際には、失業給付を頼りにしないプランをしっかりと立てる必要があります。事業がうまくいかなかった場合のリスクヘッジについて十分に考慮し、貯金をしっかり積み上げる、多角的な収入源を確保するといった策を講じることが重要です。

 

配偶者の扶養に入っている場合に注意が必要となる

配偶者の扶養に入っている場合には、扶養から外れてしまう可能性があることに注意が必要です。

扶養には「税法上の扶養」と「社会保険上の扶養」の2種類があり、税法上の扶養は開業しているかどうかにかかわらず、所得が48万円以下であるかどうかによって決定されます。

一方の社会保険上の扶養は、配偶者が加入している健康保険組合によって条件が細かく決められています。条件次第では、個人事業主は所得にかかわらず扶養に入れない場合もあるのでチェックが不可欠です。

配偶者の扶養から外れてしまうと、健康保険料を自分で負担しなければならなくなったり、税金が増加したりするので気をつけましょう。事業で大成功を収めているのでもない限り、負担の増加は慎重に考えるべき要素です。

独立開業をする前に、扶養から外れることによる影響を計算し、必要ならば配偶者や家族とよく相談をしておきましょう。扶養の問題は家庭内だけでなく、社会保障や税制にも関連してくる複雑な問題なので、専門家のアドバイスも活用するのがおすすめです。

弊社・サン共同税理士法人においても、独立開業にともなう不要の問題についてのご相談を常に承っております。

 

独立開業するまでの流れ

独立開業を成功させるには、さまざまなステップを計画的に進めることが大切です。計画的に動くことの重要性は、開業する前の段階からすでに問われていると考えるべきでしょう。

独立開業するまでの一般的な流れは、以下のようなものです。

ステップ1:独立開業する目的やメリットを明確にする

ステップ2:お金に関する最低限の知識を身につける

ステップ3:事業計画を立てる

ステップ4:資金を集める

ステップ5:開業の手続きを行う

順を追って解説します。

 

独立開業する目的やメリットを明確にする

最初に行うべきなのは、独立開業する目的やメリットを明確にすることです。目的やメリットが明確でないと、途中で挫折する可能性が高くなりますし、方向性を見失ってしまうリスクもあります。

独立開業の目的は人それぞれ異なりますが、たとえば「専門性を生かして自分の価値を高めたい」「労働時間を自分でコントロールして、プライベートも充実させたい」といった具体的な目標があれば、達成に向けて効率よく行動できるでしょう。

明確な目的が設定できたら、それを目指すことにどのようなメリットがあるのかをきちんと考えます。自分のスキルを高く売って収入を上げたいのか、自由を手に入れて家族と過ごす時間を大切にできることに重きを置くのか。何を求めているのかによって動き方も変わってくるため、きちんと考えておくことは重要です。

自分自身の強みと弱み、外部環境のチャンスとリスクをしっかりと考慮に入れ、全体的なビジョンを形成することが大切となります。

 

お金に関する最低限の知識を身につける

独立開業を目指す場合、お金に関する基本的な知識は非常に重要です。税制の基礎から始め、会計の基本・資金調達の方法・キャッシュフローの管理まで、身につけるべきことは多岐に渡ります。

日本の税制は複雑であり、独立開業者がどのような税制上の優遇を受けられるのかを把握するのは簡単なことではありません。場合によっては専門家に相談するなどして、確実にお金の知識を体得することを目指しましょう。

また会計については、単に帳簿をつけるだけでなく、数値がどのようにビジネスに影響するのかを理解する必要があります。たとえば売り上げ高と純利益の違い、固定費と変動費の概念などは、ビジネスを効率的に運営するための基本です。

お金の知識を重要事項と捉え、常に真剣に考え抜くようにしましょう。

 

事業計画を立てる

事業計画を策定する際には、独立開業の目的や目標を具体的に明示することが大前提です。

事業計画を立てるプロセスでは、市場調査や競合分析が基礎となります。具体的には、対象となる市場での需要、価格帯、競合他社の状況などを詳細にリサーチすることです。

どのようにして顧客にアプローチし、どのような価値を提供するのかというマーケティング戦略も、事業計画を立てる段階で考えましょう。事業を展開するうえで必要な人材や技術、設備などのリソースを明確にし、調達方法とコストを計算する必要もあります。

財務面についても、初期投資・運転資金・収益予測など、事業が持続可能であるかどうかを詳細に分析することが大切です。とくに資金調達を考える際には、具体的な数字を出してリスク評価を行い、融資や投資を受ける計画を立てる必要があります。

事業計画は後々のビジネスの勢いに大きな影響を与える要素なため、きちんと練り上げておきましょう。

 

資金を集める

独立開業を成功させるためには、資金調達はほぼ必須のものとなります。資金調達にはさまざまな方法がありますが、自己資金と外部資金の組み合わせによって確保するのが一般的です。

自己資金は、貯金や親族からの借入など、自分自身で用意できる資金を指します。自己資金が十分でない場合には、創業融資などを考慮しましょう。創業融資は金融機関から低金利で借り入れることができる制度であり、日本政策金融公庫など政府が後押ししているものもあります。

ただし、創業融資を受ける場合には、しっかりとした事業計画を提出し、返済計画まできちんと説明するのが必須であることに注意してください。

ほかの方法としては、エンジェル投資家やベンチャーキャピタルからの投資、クラウドファンディングなどが考えられるでしょう。いずれの方法も、利点とリスクをしっかりと評価したうえで進めることが重要です。

 

開業の手続きを行う

資金を確保したら、具体的な開業手続きに移ります。

最初に行うべきは、事業の形態に応じて開業届の提出あるいは設立登記を済ませることです。個人事業主の場合であれば税務署で、法人を設立する場合には法務局で、それぞれ手続きを行います。

開業の手続きは税務上の義務を正式にスタートさせるものであり、大切な節目なため、抜かりなく行うことが重要です。

開業の手続き以外にも、必要な資格や許認可の取得、商号やブランド名の登録、ビジネス用銀行口座の開設など、多くの手続きが必要となるでしょう。いずれも事前にしっかり確認しておき、いざ動き出したあとはスピーディーにこなすことで、ビジネスのスタートに弾みがつきます。

参考:A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

 

独立開業しやすい仕事の3つの共通点

独立開業には多くの道がありますが、なかでもやりやすい仕事にはいくつかの共通点があります。代表的な共通点は以下の3つです。

  • 初期費用が低い
  • 利益率が高い
  • 自由度が高く自宅でも進められる

順番に見ていきましょう。

 

初期費用が低い

独立開業する際の障壁の1つが、初期費用です。物件を借りたり設備をそろえたり、広告費用をかけたりと、スタートダッシュには多くのお金がかかります。しかし初期費用が低い仕事であれば、ハードルは格段に低くなるでしょう。

たとえばフリーランスのデザイナーやライター、プログラマーなどは、自宅とインターネット環境、必要なソフトウェアがあれば始められます。オンラインコンサルタントやアフィリエイトなどのビジネスも、ほぼゼロからスタートが可能です。

上記のような仕事は、一般的な小売業や飲食店などと比べて、極めて低い初期費用で始められます。少ない資本でも十分に競争力を持つことができ、スキル次第では大きな成功を収めることも不可能ではありません。

 

利益率が高い

独立開業するにあたって、高い利益率は非常に魅力的な要素であり、成功の確率を大きく高める一因です。

高い利益率は、ビジネスが成長する速度と安定性に直結しています。とくに初めて独立開業する人にとって、利益が早く出るビジネスモデルは心理的にも安定をもたらすでしょう。また利益率が高いビジネスモデルでは、将来的に事業を拡大する際にも再投資が容易になります。

たとえば、独自の専門知識やスキルを用いてコンサルティングやオンライン教育を行うビジネスでは、商品を一度作ってしまえば何度でも使用可能です。繰り返し仕入れたり製造したりする必要がないため、長期間にわたって高い利益率を確保できるでしょう。

 

自由度が高く自宅でも進められる

独立開業しやすい仕事には、自由度が高く自宅でも進められるという特徴もあります。自分のライフスタイルや家庭環境、健康状態に応じて働き方を調整できるのは大きなメリットです。

自宅で作業できることにより、通勤時間がなくなるだけでなく、仕事とプライベートの切り替えもスムーズに行えます。自己管理能力は必要となりますが、それさえクリアできれば、自分のペースで仕事を進めることができ、無理なくビジネスを拡大できるでしょう。

代表的な仕事としては、オンラインコンサルタント・Webデザイナー・プログラマー・ライターなどが挙げられます。いずれもインターネットとパソコンがあればどこでも働ける職種であるため、自由度の高さは申し分ありません。

 

独立開業に必要な資金の調達方法

独立開業には多かれ少なかれ費用が発生します。初期費用や運転資金、設備投資など、さまざまな出費があるため、事前にしっかりと資金調達の計画を立てることが必要です。

ここでは資金調達の方法として、以下の2つを紹介します。

  • 融資を受ける
  • 補助金や助成金を利用する

どちらも上手に活用することで、ビジネスをスムーズに進めていける要素です。以下の解説を読んでしっかり把握しておきましょう。

 

融資を受ける

融資を受ける方法としては、銀行や信用組合、日本政策金融公庫などから調達するのが一般的です。とくに銀行融資は比較的大きな金額を調達する場合によく用いられます。

ただし銀行融資を受ける際には、信用度が非常に重要です。事業計画書の作成や財務状況の把握はもちろん、信用情報が良好であることが大前提。場合によっては、担保や保証人を用意することも考えなければいけません。

創業融資は比較的低金利ですが、一方で、まだ事業を始めていない段階で返済計画までしっかりと立てる難しさがあることに注意が必要です。返済が滞ると信用情報に影響が出るため、計画的な資金運用が求められます。

初めて独立開業する場合には、専門家の意見を求めたり、信用保証協会などのサポートを活用したりすることも有用です。弊社・サン共同税理士法人でも、創業融資に関するご相談を常に承っているので、お気軽にご利用ください。

 

補助金や助成金を利用する

補助金や助成金は、公的機関が特定の目的や計画を推進するために提供する資金です。基本的に返済不要であり、新規事業や業務拡大、多様なプロジェクトに用いられます。たとえば地域振興や雇用創出、環境保全などです。

返済の必要がないため、資金繰りに厳しさを感じるビジネス初期の段階において、非常に大きな支援となるでしょう。しかし、誰でも簡単に受けられるわけではありません。公的機関が設定する厳格な基準と成功プロセスを通らなければならないことには、注意が必要です。

事業計画書や将来のビジョン、具体的な成果を出すための計画などを詳細に提出することが求められます。補助金や助成金を受けたあとは、定期的な報告も必要です。

競争率が高いケースも多いため、きちんとした事業計画を練って、説得力のある形で提示できるよう準備を整えることが重要となります。

 

独立開業の4つのパターン

独立開業する際のビジネスモデルはさまざまですが、大きく分けると以下の4つのパターンが存在します。

  • 店舗が必要な事業
  • Web関連の事業
  • 資格を活かした事業
  • フランチャイズ

それぞれにメリットとデメリットがあるため、きちんと把握しておくことが大切です。以下の解説を参考にしてください。

 

店舗が必要な事業

店舗が必要な事業とは、飲食店や小売、美容院など物理的な店舗が必要なビジネスモデルを指します。このタイプの事業は初期費用が高い傾向にあり、場所選びや内装、設備投資など多くのコストが発生しがちです。スタッフの採用や管理も往々にして必要になります。

しかし、一度店舗が軌道に乗れば安定した収入を見込むことができ、地域社会に根ざしたビジネスを展開可能です。物販やサービスを提供する場合は、顧客との直接的な対話からのフィードバックを活かしながら、事業を成長させることができるでしょう。

ただし運営には多くの時間とエネルギーが必要であり、災害や経済状況による影響も受けやすいというリスクもあります。

 

Web関連の事業

Web関連の事業は、今日のデジタル化された世界において、非常に多くのチャンスを孕んでいます。Webサイトの開発、オンライン販売、ソフトウェア開発など、可能性は広大です。

Web関連の事業は物理的な店舗が不要であるため、初期費用が比較的低く抑えられます。世界中の誰とでもビジネスをする可能性があり、スケールの拡大も容易。技術力や専門知識が必要なことがほとんどですが、多くは自分自身で身につけられますし、専門家に外注することも可能です。

しかしWeb関連の事業は変化が非常に速く、常に最新の技術やトレンドにキャッチアップしていく必要があります。また競争も厳しいため、独自性や付加価値をしっかりと打ち出すことが重要です。

 

資格を活かした事業

資格を活かした事業とは、特定のスキルや専門知識が資格という形で証明されている形態のビジネスです。弁護士・公認会計士・心理カウンセラー・パーソナルトレーナーなどが挙げられます。

資格を持っていることで顧客からの信頼を得やすく、専門性を高く評価されるため、一定の料金を設定しやすいのがメリットです。資格さえ持っていれば、業界に参入するのもそれほど難しいことではありません。

ただし資格取得には時間と費用がかかる場合が多く、またその後も継続的な知識のアップデートが必要になります。専門性が高いということは顧客からの期待も高いということであり、期待に応えるためには常に知識とスキルを磨き続ける必要があるでしょう。

 

フランチャイズ

フランチャイズとは、既存の成功したビジネスモデルをライセンスとして購入し、それをもとに自分自身のビジネスを展開する方法を指します。

フランチャイズ方式の最大のメリットは、ビジネスモデル・ブランド・マーケティング戦略などがすでに確立されているため、リスクが比較的低いことです。本部からのサポートが充実している場合が多く、開業初心者でもスムーズにビジネスをスタートできる可能性が高いといえます。

ただしフランチャイズでの独立開業には、デメリットもあるので注意しましょう。たとえば初期費用や継続的なロイヤリティが必要な場合が多く、これが経営に重くのしかかる恐れがあります。

また、フランチャイズ本部の方針やルールに従わなければならないため、自分自身でビジネスを自由に運営するという点では、制限がかかることもあるでしょう。既存のビジネスモデルに依存する形となるため、市場環境が変わった際に自らが柔軟に対応するのが難しい点も考慮すべきです。

 

独立開業におすすめの仕事10選

独立開業を考える際には、自分のスキルや興味、地上のニーズにあった仕事を選ぶことが重要です。以下に、独立開業におすすめの仕事を10個紹介します。

  • 士業
  • サロン経営
  • 講師
  • ネットショップの運営
  • Webライター
  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • 動画編集者
  • ハンドメイド作家
  • コンサルタント

どれが自分に最適か、さまざまな条件を自分に照らし合わせながら読んでみましょう。

 

士業

士業とは、弁護士・税理士・公認会計士などの専門職を指します。専門的な知識と資格が必要となりますが、一度資格を取得すれば、オフィスを構えるなどして比較的容易に独立開業が可能です。

士業には常に一定の需要があり、収入も安定しています。とくに法律や会計に関する知識はどの業界でも必要とされているため、独立しても顧客を見つけやすいといえるでしょう。

専門性が高く信頼性も求められる仕事なので、しっかりとしたスキルと倫理観があれば、高い収益を上げることも十分に可能です。

 

サロン経営

サロン経営は多くの人々が憧れる独立開業の一つです。美容室・マッサージサロン・ネイルサロン・エステティックサロンなど多種多様なサービスがあります。独自のビジョンを持っている人にはとくにおすすめです。

サロン経営には、初期費用がかかりますが、その後は固定客を増やすことで安定した収益を上げることが可能となります。リピート率が高い業態なため、一度顧客を確保できれば継続的な売り上げが見込めるでしょう。

高い技術力とあわせて、顧客対応やサービスも優れたものとすることができれば、成功の可能性はさらに高まります。

SNSを用いたマーケティングも非常に有効で、Instagramなどで施術例をうまく見せることで、新規顧客を引き付けることも可能です。

ただし、人手不足・適切な場所選び・ライセンスや資格の問題など、考慮すべき点も多いため、しっかりとした事前調査と計画が必要となります。

 

講師

講師として独立する道も、多くの人々にとって魅力的な選択肢の1つです。教育需要は常にあり、それに応じた多種多様な講師の仕事が存在します。語学教育・楽器の指導・プログラミング教育など、専門性が求められる職種も抱負です。

独立開業の際の初期投資は一般的に低く、自分のスキルと時間を有効に活用できます。一度評判や実績を築くと、口コミや紹介で生徒が増え、収入も安定していくでしょう。オンライン教育が広がっている現代では、自宅からでも多くの生徒に指導することが可能です。

ただしこの道を選ぶには、高い専門性と教えるためのスキル、そして継続的に生徒と向き合い、高品質なサービスを提供する姿勢が不可欠となります。独立開業前に十分な準備と計画が必要となるでしょう。

 

ネットショップの運営

ネットショップの運営は、インターネットが一般化して以降、人気のある独立開業の形態です。とくに物販ビジネスに興味のある人には、この選択肢が非常に向いています。

初期投資が物理店舗よりも一般的に低く、24時間365日営業できるのが大きなメリット。地域に縛られず、全国、場合によっては海外にも販路を広げられるのも優れたポイントです。

一方で、SEO対策・マーケティング・商品在庫管理・発送作業など、多くの業務が発生するため、計画性と実行力が求められます。成功するためには、売れる商品の選定や効果的な広告戦略、優れたカスタマーサービスが不可欠です。

近年では、SNSを利用したプロモーションも重要な戦略となっており、InstagramやX(旧Twitter)での露出を高めることで新規顧客を獲得する方法もあります。

 

Webライター

Webライターとして独立開業するのも、多くの人々が選ぶ道の1つです。

Webライターはパソコンとインターネット環境があれば、基本的にはどこでも行えます。そのため働き方が非常に自由であり、自宅やカフェ、共有オフィスなど、好きな場所で作業が可能です。

とくに専門知識や技術がある場合、その分野の記事を書くことで高額な報酬が得られる可能性もあります。

しかしクライアントとの交渉や継続的な仕事の確保、品質管理など、ビジネススキルも同時に高めていかなければいけません。SEO対策やキーワードリサーチなど、Web特有のスキルも必要です。

独立開業する前には、事前に学ぶことのできるスキルを一通りチェックしておくことがおすすめとなります。

 

Webデザイナー

Webデザイナーは、企業や個人クライアントからの依頼で、Webサイトやアプリのデザインを手掛ける仕事です。Webデザイナーとして独立開業する魅力は、クリエイティブなスキルを活かしながら自由な働き方ができることにあります。

とくに、ユーザーエクスペリエンス(UX)やユーザーインターフェース(UI)に強い専門性を持っている場合、高額なプロジェクトを獲得するチャンスです。ツールとしては、Adobe Photoshopなどを用います。

ただしデザイン能力だけでなく、プロジェクト管理はクライアントとのコミュニケーションも必要となることには注意が必要です。仕事を安定的に獲得するためには、ポートフォリオの作成やSNSでの宣伝、口コミやリピート受注を増やす努力も欠かせません。

 

プログラマー

プログラマーとして独立開業する利点は、高い専門スキルを活かしてさまざまなプロジェクトに参加できるということです。

テクノロジーが進化し続ける現代社会において、プログラミングスキルは常に需要があります。とくに人工知能・データ解析・ブロックチェーンなど、特定の分野に特化したスキルを持つ場合、高額な報酬を得ることが可能です。

またリモートワークが一般的であるため、地域にとらわれずに働けるのもメリットといえるでしょう。

ただし、プログラマーの仕事は、内容がすぐに陳腐化する可能性があるため、常に最新の知識や技術を学び続けることが必須です。またプロジェクトが1つ終わるごとに次の仕事を探さなければならない不安定さもあります。

プログラミング能力だけでなく、マーケティングスキルも成功するためには必須となるでしょう。

 

動画編集者

動画編集者として独立開業する魅力は多岐にわたります。動画コンテンツの需要が高まっている今、YouTubeや企業のプロモーション、ドキュメンタリーなど、編集スキルが求められる場には事欠きません。

ストーリーテリング能力や映像センス、音楽センスなどを活かすことで、単なる編集作業以上の価値を提供できるでしょう。そうすれば収入は大きく伸びていきます。

働き方も柔軟で、自宅での作業も可能であるため、自分のリズムを保ちやすい点も大きなメリットです。

ただしクライアントからの要望や修正が多く、納期に追われることも多いため、ストレスマネジメントと管理能力が必須となります。

 

ハンドメイド作家

ハンドメイド作家として独立開業する大きな魅力は、自分自身のクリエイティビティを最大限に活かせる点です。ジュエリー・バック・家具・アート作品など、幅広いアイテムを制作・販売することができます。

オリジナリティ溢れる作品を生み出すことができれば、高い価格設定も可能です。オンラインショップやクラフトフェア、地元のショップとの提携など、販路も多岐にわたります。

また、SNSを活用して作品を広めることで、ファンを増やし持続的なビジネスを築くことも可能です。

しかしハンドメイド作家として成功するには、ビジネススキルも求められます。マーケティング・販売戦略・在庫管理など、多くの要素を自分でコントロールしなければいけません。ただ優れたものを作ればよいというわけではないことは、強調されてしかるべきでしょう。

 

コンサルタント

コンサルタントとして独立開業する大きなメリットは、専門知識や経験を生かして高い付加価値を提供できることです。

コンサルタントは、ビジネス戦略・マーケティング・人事・ITなど、さまざまな領域の専門性を持つことが求められます。その知識やスキルを、クライアントは解決すべき課題や目的達成のために高く評価し、対価として相応の報酬を提供する流れです。

多くの場合、フレキシブルな働き方が可能であり、とくにテクノロジーを活用することで場所に縛られることなくビジネスを展開できます。

ただしコンサルタントとして独立するためには、確固たる信用と実績が不可欠です。最初はクライアントを獲得することが難しく、独自のネットワークやマーケティング戦略が求められるでしょう。

クライアントが抱える課題に対する深い洞察と、解決策を提供する力量も、常に磨き続けなければいけません。多面的なスキルと高いコミットメントが求められるため、独立開業する際にはしっかりとした準備が必要です。

 

独立開業についてお悩みの方はサン共同税理士法人へ

独立開業は多くの人々が憧れる道ではありますが、その道のりは決して容易ではありません。独立するには複雑な手続きや契約、税務など多くの法的な要件をクリアする必要があります。さらにビジネスの成長には資金調達・マーケティング・人事管理などさまざまなスキルと知識が必要です。

一連のプロセスをすべて通り抜けるためには、独力ではどうにもならないこともあるかもしれません。

独立開業についてお悩みの方は、ぜひ弊社・サン共同税理士法人までお問い合わせください。

サン共同税理士法人では、独立開業に関する複雑な税務処理から、ビジネスの成長戦略に至るまで、お客様の多様な課題に対応してまいりました。また青色申告や各種補助金・助成金に関するアドバイスも行なっており、多くのお客様のビジネスを成功へと導いてきた実績があります。

初回相談は無料となっておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。

 

独立開業に関するまとめ

独立開業は多くの人々が憧れるものであり、実際に多くのメリットがあります。税制上の優遇や社会的信用、自分自身のビジネスを構築する自由度など、成功すれば多くの報酬が待っているでしょう。

しかしその一方で、資金調達・税務・法的手続きといった多くの困難な要素も存在します。成功するためには事前の準備と計画、専門的な知識が必要不可欠です。

ビジネスのタイプによって異なる開業のパターンを把握し、初期費用や利益率といった要素を考慮しながら、綿密に事業計画を立てることが重要となります。資金調達方法については、融資や補助金・助成金といったオプションを考慮すべきでしょう。よりスムーズな開業が可能となります。

本記事を参考にして、ぜひあなたの独立開業を成功させてください。その際に専門家の助けが必要となった場合には、弊社・サン共同税理士法人がいつでも適切なアドバイスとサポートを提供させていただきます。

近藤 昴
このコラムを監修した税理士
近藤 昴サン共同税理士法人・横浜オフィス所長
東京地方税理士会 税理士登録:2013年 税理士登録番号:123285
2008年5月よりデロイト トーマツ税理士法人GES部門に勤務し、海外拠点を多く持つ日本・海外企業に対する国際人事異動に関するアドバイザリー業務などに従事。
2011年11月、ビジネスタックスサービス部門に異動し、約9年間勤務。マネジャーとして国内上場企業や外資系企業の税務コンサルティング業務及び税務コンプライアンス業務、税務顧問及び業務効率化提案などを行ってきた。
2020年12月、約12年間マネジャーとして勤務したデロイト トーマツ税理士法人を退職。
2021年1月にサン共同税理士法人に参画し、同月、横浜オフィス所長に就任。
>>プロフィールの詳細はこちら
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