板橋区の人口・主要駅などの概要

板橋区の人口は、令和5年1月1日現在で56万8,241人となっており、平成14年1月1日の人口51万6,710人から毎年着実に人口を増やしています。
板橋区の主要駅としては、成増、東武練馬、大山、板橋などが挙げられます。駅周辺に商店街が多く、利便性が高いエリアです。この様な環境があることから、定住者が多く、地域住民同士のふれあいも活発に行われています。

板橋区の特徴は工業が盛ん・病院が多い・縦横に広がる交通網

板橋区のおもな特徴としては、以下の3つが挙げられます。

• ○工業が発達
• ○大病院が多く、病床数は23区中トップ
• ○縦横に広がる交通網

1. 特徴１：工業が発達

   板橋区は工業分野の発達が目立つ区であり、工場や研究所も数多くあります。
   とはいえ、事業所数自体は東京23区中9位となっており「事業所の数が特に多い」というわけでもありません。しかし、注目すべきは従業員数と製造品出荷額で、これらは大田区に次ぐ23区中2位という堂々たる実績を誇ります。さらに1事業所あたりの従業者数および製造品出荷額は23区中トップとなっており、大田区と比べると大規模な工場が多いという特徴を持っています。

2. 特徴２：大病院が多く、病床数は23区中トップ

   板橋区には日本大学および帝京大学の大学附属病院、旧都立病院である豊島病院、東京都健康長寿医療センターなどの大病院が数多くあるというのも特徴のひとつで、先進医療ができる区としても知られています。また、病床数は1万床近くあり、これは東京23区内で文句なしのトップ、2位以下を大きく引き離した状態となっています。

3. 特徴３：縦横に広がる交通網

   板橋区内には、中山道や川越街道、環状6号・7号・8号線、首都高速5号線・中央環状線など、大きい道路が縦横に通っています。また、板橋区高島平には「板橋トラックターミナル」と「中央卸売市場板橋市場」があり、物流の一大拠点になっています。

板橋区の歴史について

板橋区としての歴史が始まったのは、昭和7年10月1日です。
東京府北豊島郡板橋町、上板橋村、志村、赤塚村、練馬町、上練馬村、中新井村、石神井村、大泉村の9町村が東京市に編入し、そしてこの9町村の区域が板橋区となりました。
そして昭和22年8月1日に練馬町、上練馬村、中新井村、石神井村、大泉村のほぼ全域などを練馬区として分区し、さらに昭和25年4月1日に埼玉県北足立郡戸田町（現・戸田市）大字上戸田の一部が移譲されました。こうしてようやく、今の板橋区エリアができあがったという歴史があります。

板橋区での起業のメリットは多角的支援と充実した融資あっせん制度

板橋区で起業をするおもなメリットとして、「板橋区が板橋区産業振興公社、金融機関、企業活性化センターなどと連携し、多角的な創業・起業支援をしてくれる」、「板橋区内で起業する人向けの融資あっせん制度の内容が充実している」ことが挙げられます。板橋区の支援として、例えば以下のような内容が挙げられます。
・テレワーク環境整備をはじめ、業務の非対面化やデジタルツールの導入を前提とした生産性向上・収益力向上への取組などに要した経費の一部を助成
・区制度取扱金融機関（区と契約締結している金融機関）にあっせんし、融資実行後に利子補給を行う制度の実施

板橋区の今後の展望は？

板橋区はこれまでも堅調に人口増を果たし、工業や医療の分野でも順調に発展をとげてきました。さらに、板橋区の創業支援計画が2014年3月20日に経済産業省が実施する「創業支援事業計画」に認定されてからは起業に対する本格的な支援拡充にも力を入れており、これからの板橋区に、さらなる魅力のプラスアルファをしようという姿勢がうかがえます。