1.ごあいさつ

「トーマツでの大企業税務を捨て、なぜ起業支援向けサービスを選んだのですか?」私がよくお客様から聞かれる最も多い質問です。

私は大学を卒業後、税理士法人トーマツ(現デロイトトーマツ税理士法人)に入社し、約12年間、国際税務から大企業税務まで幅広い税務を経験し、シニアマネジャーとして数多くのプロジェクトチームの主任を担当してきました。

お客様は日本を代表する会社様ばかりで、時価総額1~10兆、売上高1~10兆円、グループ会社10~300社など税額が100億円規模のお客様がメインでした。

規模の大きいお客様ですので、企業内部の経理にBig4出身の税理士が20名近くいる会社様もありましたが、そのようなお客様と税務の難しさとその壁を乗り越えたときのやりがいを感じ、税理士として充実した経験を積んでいました。

顧問報酬もたくさん頂いており、私が主任担当の税務顧問報酬は私一人で毎年1億円近くはあったと思います。

1.ごあいさつ

2.起業支援の思い

トーマツの看板を借りて大変やりがいのある大きな仕事を担当させてもらっていましたが、このままずっと大企業向けの税務を行うべきかを悩んでいました。

私とお仕事させて頂く相手となる方は社長ではなく経理部長や経理担当者でしたが、当然ですが経理の方は会社の節税よりは経理としての役割を果たすことが仕事になります。

大きなお客様の税務を支援させていただくほど、もっと深くもっと身近にお客様に喜んでもらえる仕事をしたいとの思いが強くなっている自分がいました。

どんな大きな企業も苦しいスタートアップ期を乗り越えて大きくなっていきますが、その成長期のご支援をしたいと思い、悩んだ末、独立を決意しました。

2.起業支援の思い

3.実際に独立してみると・・・

私の税務経験でスタートアップ期のお客様のビジネスに貢献したい、このように考えて独立を決意しましたが、世の中はそう甘くはありませんでした。

スタートアップ期は赤字のお客様が多いので節税の前にそもそも税金が発生しないことが多く、サービスが良くても目の前の低料金の税理士を選びたい、というお客様が多かったのです。

トーマツ時代では年間報酬1千万円のお客様もいましたが、中小では税務顧問報酬10万のお客様もいますし、年間10万円でも報酬のお支払いが厳しいお客様が数多くいます。

スタートアップのお客様は、高度な税務サービスより、低価格で資金繰りを解決してくれる税理士を望んでいたのです。

その溝を埋めるまでに1年かかり、この間は資金繰り的にも非常に厳しい時期でした。

3.実際に独立してみると・・・

4.資金繰り支援

スタートアップのお客様は大企業のように多額の利益が発生する前のフェーズですので、節税の相談より資金繰りのご相談が多いと感じます。

そこで、節税の前に資金繰りに強い総合会計事務所として、創業融資、助成金の支援に力を入れることにしました。

やはりスタートアップ期は節税よりも資金繰りの悩みが多く、資金繰り対応を繰り返すうちにお客様の共感を得ることができるようになりました。

いまでは融資・助成金専門の資金調達部を設置し、社会保険労務士を中心に税理士以上に起業支援に貢献してくれていると感じています。

現在融資は年間50件、助成金顧問契約は月15件ペースでご契約頂いており、提携先銀行の開拓や新たな融資・助成金の情報収集に日々取り組んでいます。

4.資金繰り支援

5.今後に向けて

こうした地べたをはいずるような苦労を1年間続けたあと、力を入れた資金繰り支援により現在ではお客様が年間200社ほど増加できるほどの総合会計事務所になることができました。

いまでは設立以来から関与させて頂いている新設法人のお客様で上場準備に入っているお客様も増えてきておりIPO支援も行わせて頂くようにもなりました。

トーマツ退職時に決意した起業支援が少しずつ実現できるようになり、いまのお仕事に大変やりがいを感じていますし、一緒にトーマツを辞めて参加してくれた仲間にも感謝しています。

これからも時代の変化にあわせて常にお客様のニーズに対応できる日本一のアドバイザリーファームを目指して努力を続けていきたいと思っております。

どうぞこれからも変わらぬご支援のほどお願い致します。

5.今後に向けて