足立区の人口・主要駅などの概要

足立区の人口は、令和5年1月1日現在で69万114人となっており、平成15年1月1日の人口66万9,516人から毎年着実に人口を増やしています
足立区の主要駅は、北千住、綾瀬、西新井などが挙げられます。江戸四宿のひとつである西新井大師や千住などの伝統的な側面と、荒川など自然が豊かな側面が両存しています。

足立区の特徴は中小企業が多い・都内有数の主要駅・地域発展に注力

足立区のおもな特徴としては、以下の3つが挙げられます。

• ○中小企業が多い
• ○都内有数の主要駅
• ○地域の活性化に力を入れる

1. 特徴１：中小企業が多い

   東京商工会議所の足立支部によると、足立区の事業所数は、統計上約3,000社弱ですが、そのほとんどは中小企業で、中でも製造業が多いとのことです。
   出典：東京商工会議所　足立支部　区の特徴　https://www.tokyo-cci.or.jp/adachi/feature/

2. 特徴２：都内有数の主要駅

   足立区北千住は、つくばエクスプレス、東武伊勢崎線が通っており、茨城県、群馬県からの交通の玄関口となっています。また他にも東京メトロ日比谷線や東京メトロ千代田線など都心へのアクセスしやすい立地です。東京メトロの乗降者数では、池袋、大手町に続いて第3位になっています。

3. 特徴３：地域の活性化に力を入れる

   足立区は、行政主導による積極的な大学誘致を行っている。東京電機大学や東京芸術大学などが挙げられる。例えば東京電機大学の開学によって、約5,000人の学生が生み出され、人の活気ができた。2020年には文教大学を足立区花畑に誘致した。

足立区の歴史について

足立区は、以前は海辺に面した湿地帯湿原や荒地だったと言われています。江戸時代になり、千住に光道中で最初の宿場が定められ、発展をはじめました。明治時代以降は、工業がさかんになり、鉄道の開通とともに人口も増加していきました。また、関東大震災の被害が比較的少なかったことから、多くの人が足立区へ移り住み、年々都市化が進んでいきました。

足立区での起業のメリットは創業資金のあっせん

足立区では創業前から創業後5年未満の方を対象に、融資をあっせんし、事業者が金融機関に支払う利息や保証協会に支払う信用保証料の一部・または全部を補助しています。他にも、空き店舗マッチング支援事業など、産業の発展を担う優秀な創業者を地元に定着させるように支援しています。

足立区の今後の展望は？

足立区は経済の活性化のために、事業主の意見を取り入れる柔軟な体制がされています。例えば、2021年に「売り上げを増やすといっても何から手を付けていいかわからない」、「困りごとの相談先がわからない」との回答が一定数に上ったことから、「事業者なんでも相談員」制度を設けて疑問点が無くなるように工夫しています。この様に事業者に親身になってもらえるので、事業者側としても大変有難いと思います。