2025年10月、法人・個人事業主の資金調達をめぐり、大きなニュースが生まれました。
PayPay 銀行が、国内の専業ネット銀行として初めて「信用保証協会付き融資」の取り扱いを開始したのです。
これまで、保証協会付き融資といえば、地銀・信用金庫・信用組合が中心でした。
そんな領域にオンライン完結型のネット銀行が参入したことは、中小企業の融資の仕組みに変化をもたらす可能性があります。
PayPay 銀行の保証協会付き融資の概要
PayPay 銀行が取り扱いを始めたのは、「” 東京信用保証協会の保証” を付けて融資を実行する制度」です。
対象は東京都内に所在する事業者（法人・個人事業主）です。保証協会が保証することで、銀行は貸し倒れリスクを抑えられるので事業者は融資を受けやすくなります。
PayPay 銀行で利用するメリット
PayPay 銀行で利用するデメリット・注意点
まとめ
利便性の価値と、事業計画の重要性
「申込はオンライン完結」「時間の制約から解放される」「創業期でも選択肢が広がる」といったように各種恩恵を得られます。
しかし、「便利に借りられる時代＝楽に借りられる時代」ではないことには注意が必要です。なぜなら、審査の基準は従来と変わっていないからです。
これから創業する方は自己資金の積立や創業事業への経験、事業計画書のブラッシュアップなどが最重要項目になります。
オンラインにより手続きに要する時間が浮く分、上記について時間を充てることで審査通過率を上げていくことが望ましいものと思われます。
【参考】PayPay 銀行（信用保証協会保証付融資を開始、まずは東京都から！）
【日本政策金融公庫 変更情報】
